Profile:群馬県生まれ。中央大学 商学部卒。2020年度 新卒入社。入社後はデジタルチームに所属し、TwitterやInstagramといったSNS運用を担当。番組の視聴率アップやファン形成に注力する。
<担当した業務>NHKの音楽番組を中心としたSNS・サイト運用
その他、当社の番組はこちらから。
Q. コンテンツマーケティングチームでは、どんな仕事をしているの?
A. TwitterやInstagramといったSNSを使い、番組の情報を発信をしています。
ざっくりいうと、「画像」と「文章」を用意して、SNSで発信するのが主な仕事です。目的は、その番組の視聴者やファンを増やしたりすることです。
たとえば「画像」は、番組の収録現場に行ってその様子や、出演者のインタビューを撮影したり、出演者の事務所から写真をもらったりします。「文章」は、現場にパソコンを持ち込んで作っていることもあるし、在宅で書くこともあります。
発信内容はさまざまで、生放送の実況、今週の告知、新番組の紹介など、いろいろあります。いつ、どんな瞬間にアクセスが増えたか、どの投稿でフォロワーが増えたかなどの分析も行っているんです。
もともとSNS運用に詳しかったわけではなく、本格的に使い始めたのはこの職についてからです。
Q. コンテンツマーケティングチームってどんなチーム?
A. みんなそれぞれが独立!でも、まとまったら強そうなチームです。
所属メンバーは7人いて、2020年度の入社はぼく一人です。みんな担当している番組がバラバラなので、基本的には個人で作業することが多いです。コロナ禍のこともあって、在宅で仕事をすることが多く、あまりリアルでは会っていません。
だから、たまにオフィスで顔をあわせるとうれしいですね。いつもはそれぞれで動いてるけど、結束したら強そうな、仲のいいチームだと思います。
Q. 普段、仕事はどんな風に進めているの?
A. 実は流れが決まっていません。担当番組や現場にあわせて臨機応変に!
ぼくはNHKの音楽番組を担当しています。どの番組かは内緒です(笑)
いつも収録日になると、カメラとパソコンを持って収録現場に向かいます。でも、どんな流れになるかはその日によって違うんです。
今日は何をするのか。どんな出演者がいるのか。こうした話を現場で聞いて、進行の邪魔にならないようにしながら、欲しい画像を撮りながら文章を作り、生放送と並行してどんどんSNSに投稿していくんです。
その場でとっさに判断することも多いので、この2年でずいぶん“現場対応力”が鍛えられました!

Q. いまの仕事で「楽しい!」と思うことは?
A. 至近距離でアーティストに会えること。
そして、自分が撮った写真が公式で使われること!
ミーハーなところでいうと、すごく近くでミュージシャンを見られること。さらに、その時にぼくが撮った写真が公式のものとして発信されていくこと。「見て、これ、ぼくが撮ったんだよ〜」ってこっそり家族に自慢しています。
仕事のやりがいで言えば、手持ちの素材を放送前や放送中にリアルタイムでSNSに投稿することで、「おっ、今あの番組やってるんだな」「へえ、今あの人が出てるんだ。見たい!」と思ってもらえること。
だから、放送時間内に自分が持っている素材をきれいに出し尽くせたら「やったー!」。スッキリしてめちゃくちゃうれしい。達成感でいっぱいになります。
Q. 成長のきっかけになった番組は?
A. やっぱり最初に担当した音楽番組 ベストな動きを毎週、試行錯誤していました。
わりと早くから一人で現場に行くことになりました。でも、その日によって状況が全然違うので、最初はとても戸惑ってしまって…。
失敗することも多かったので、その日の収録が終わったら、「来週はこうしてみよう」って反省会をして、次週に試すんです。それでうまくいけばOKだし、失敗すればもう一度改善策を考えました。
毎週収録があるって大変なんだけど、毎週ベストな方法を探れる点、いろんなケースを経験できる点がいいと思います。
Q. 苦労のすえに“わかったこと”ってある?
A.「待っててもだめだ!」って気づいて、自分から動くことを覚えました。
ぼくらのようなコンテンツマーケティングチームは SNSのことがメインです。
一方、番組の本編を制作するスタッフはいろんなタスクが多いので、ときどきSNSのことまで手が回らなくなることがあるんです。
たとえば、出演者の画像を事務所にもらいたいとき。制作チームが窓口となって事務所とやりとりしているので、ぼくは制作チームが画像を手配してくれるのを待ちます。でも、やっぱりみんな忙しいから、忘れられてしまったり、どんどん後回しになってしまったり。
最初は言われた通りにじっと待っていたのですが、そのままだと放送が終わっちゃいます。だから、自分から制作メンバーに「画像、まだですかね〜?(小声)」「ぼくの方で取り寄せてもいいですか…?」と聞いてみるようになりました。調べてもわからないことは早めに聞いちゃうスキル、すごく大事でした。
また、自分で動くようになってからは、出演者の事務所の人やマネージャーが現場に来ている時は、できるだけあいさつに行くようになりました。SNS担当の人間だと認識してもらっていれば、その後のやりとりがしやすいからです。すごく基本的なことなんだけれど、挨拶はめちゃくちゃ大切! 仕事を通じて身にしみました。
Q. 将来、手がけてみたい仕事は?
ありがたいことに、最近は、担当番組以外の現場にも行かせてもらえることが増えてきました。
新しい仕事にもチャレンジしつつ、いちからSNS用の企画を立てて番組のディレクションをすることも夢見ています。部屋にこもっているより、あちこち出掛けている方が性に合っているし、やりがいも感じるから、来年もたくさんの現場を駆け回りたいです!

※この記事は、2021年12月7日に取材したものです。
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