Profile:香港生まれ。東京学芸大学 教育学部卒。平成28年度 新卒入社。動画や番組づくりは未経験で入社。1年目でディレクターを経験、教育番組を中心に研鑽を磨く。
<担当した番組>
■すたあと
■おばけの学校たんけんだん
その他、当社の教育系番組はこちらから。
Q. TV番組のディレクターってどんなお仕事?
A. ざっくり言えば、テレビ番組の制作現場を指揮する仕事です。
私は主に教育番組を手がけているので、学校の先生にどんな番組が欲しいかを聞いたり、その情報をもとに企画を練ったり、取材をしたり、出演者と交渉したり、台本を書いたり、収録時にスタッフに指示を出したり、映像を編集したりと、あらゆる工程に関わります。
小さい番組なら4~5人で制作していきますが、大きな特番になると制作スタッフだけで50人以上が集結するときもあるんですよ。
Q. CURIOUS PRODUCTIONSを志望した理由は?
A. 教育番組が作りたかったから。
私はもともと教育学部の出身で、学生はほとんどが教師の道に進みます。でも、大学3年生、4年生のときに小学校の教育実習を行ったとき、“団体行動の中で上手に頑張れる子”と“団体行動は苦手だけど好きなことなら頑張れる子”がいることを知ったんです。
後者の子の成長に何が必要だろう? そう考えた時、「好きな時に、好きなことを、好きなだけ学べるのは動画じゃないだろうか」と思いました。もともと私も動画が大好きで、作った経験こそありませんでしたが、よく視聴はしていたんです。
だから、動画を通じて、学ぶ機会を増やすような仕事がしたいと思い、NHK系の番組を作っている制作会社を探したというわけです。
Q. 入社の決め手はなんだった?
A. 雰囲気がとってもよくて、私にあってると思ったからです。
実は、入社説明会の時から「雰囲気のいい会社だなぁ」と思っていました。あっ、他社とちがう! とハッキリ思ったのは、面接で1時間くらいみっちりと話を“聞いて”くれたとき。
試されているような感覚は全然なくて、私に興味を持ってくれているのが伝わってきました。面接が終わる頃にはすっかりこの会社を好きになっていて、内定をもらったときは「行きます!」って即決。
“どこでもいいから入社する”じゃなくて、真剣に“フィーリングがあう”“好きになれる”会社を見つけることが大切だと思いますね。
Q. ドキドキの入社1年目…どんな仕事をした?
A. なんと…11月にディレクターデビューしました。
任されたのは、アイドルの応援番組です。何もかも未経験の身でディレクターを担当させてもらえるとは…思えば会社はすごいチャンスをくれたものです。
挑んだ結果は……もうボロボロでした(涙)。当時のプロデューサーが、ディレクターの役割も兼ねながら、新米の私をサポートし、フォローし、鍛えてくれたんです。
その後はAD(※)もやったり、ディレクターも担当しながら場数を踏み、今はディレクター職を担うことが多いです。
(※アシスタントディレクター:ディレクター職をサポートする役割)
現在でも、1年目の新卒社員が朝の連続テレビ小説のダイジェスト動画の編集を任されたりしています。若手にもどんどん重要な仕事を任せていく社風は、今も健在だと思いますね。

Q. 未経験でもちゃんとスキルアップできる?
A. もちろんできます! “手に職”になりました。
最初のうちは先輩と一緒に組んだりして、仕事を覚えていきます。私の場合、アイドルの応援番組を手がけたときは、台本を書いたらまずプロデューサーに見てもらい、「これじゃ面白くない」って突き返されて、どうすれば面白くなるかをウーンウーンと考える日々でした。
でも、この会社のいいところは、必死で食らいついたり、こだわって努力したりしていれば、周りがちゃんとサポートしてくれるところ。
がんばっている姿をみんながちゃんと見ていて、いろんな人が教えにきてくれるんです。「ここの余韻をもっと伸ばせば、次のコーナーにスルッといけるよ」「こういうセリフが一つあったら、次の話題にスムーズに移れるよ」と。
ディレクターという役割は、現場のリーダーでありつつ、実際に手を動かす職人でもあります。台本を書くためのスキル、カメラを回すスキル、編集スキルなど、いろんな方に育ててもらいながら、結果的に“手に職”をつけることができました。
Q. やりがいを感じるのはどんなとき?
A. いろんな人に見てもらえて、みんなが良い方向に変化するきっかけになれたとき。
どんな仕事もそうですが、世の中にものを出すというのはとても重荷なこと。責任は重く、心理的なプレッシャーもハンパではありません。アイデアが浮かばなくて苦しむこともしょっちゅうだし、時間との戦いになったりもします。
でも、無事に放映されて、まわりの友達や親から「みたよ!」「面白かったよ」と言ってもらったり、Twitterで「あの番組を見て、自分もコレはじめてみました」という投稿を見たりすると、うれしくて、どんな苦労も報われます。
Q. 子どもたちの教育番組を手がけて6年、いまの手応えは?
A.「子どもたちの学びの機会を増やしたい」という最初の夢に、一歩一歩近づいています。
私が手がけている教育番組は、学校の授業の一環として視聴されることがよくあります。先日、小学1年生たちの授業で自分が担当した番組をつかった授業をしてくれるということで、見学させていただく機会があったんですよ。
番組がはじまった瞬間、子どもたちが一斉に音楽にあわせて踊り出したり、ナレーションに答えるように大きな声でリアクションしてくれたり。大盛り上がりの様子をこの目で見ることができました。
たとえば粘土でパンを作る授業だとして、先生に言われるがまま、手探りで粘土をこねるんじゃなくて、どんなふうに作るかを最初にテレビで見て、出演者の子どもの様子に憧れて、「自分もやりたい!」というモチベーションを高めながら作っていく。そのほうが楽しいし、学びも多いですよね。
そんな教育の一部に貢献できているという意味では、当初、この動画制作を志したときの夢に近づいている感じがしています!
Q. 働きながら夢をかなえる。そのために大切なことって?
A. アピールすること! そして、“首を突っ込みたがり”こそ最強。
いま、私が教育番組の担当になれている理由は、アピールしまくったから、なんです。「教育番組をやりたい」と言い続けていたら、たまたま仕事が舞い込んできたときに「やってみる?」と声をかけてもらえました。アピールは大切です!
そして、番組制作は、“いろんなことに興味を持つタイプ”が強い分野だと思います。先日、私も上司や同僚とサーフィンに行ってきました。泳げないんだけど、でも一回くらいやってみようかなって。
そういう“足を突っ込みたがり”や“首を突っ込みたがり”で体験したことが、ネタになって、番組づくりに生かせることもよくあるんですよ。物おじせずに、チャレンジすることがいい仕事をする上で大切だと思います!

<経歴>
牧野理以子 1994年生まれ
2016年 株式会社スーパー・ブレーンNEX(現キュリアスプロダクション) 入社
●2016年
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NHK「おとなの基礎英語Season5」
NHK「SWITCHインタビュー達人達 市村正親×立川志の輔」
NHK「とと姉ちゃん一週間」「5分でとと姉ちゃん」
映画「紅い襷~富岡製糸場物語~」
ディレクター
動画配信サービス「生テレ」で「魁!アイドル塾」
●2017年
AD
NHK「SWITCHインタビュー達人達 林要×松本明慶」
NHK「ごごナマ」
ディレクター
おとなの基礎英語Season6「おとなの基礎英語Season6」
●2018年
ディレクター
NHK「ごごナマ」内コーナー「密着!看板どうぶつ」
●2019年
ディレクター
NHK Eテレ「世界へ発信!SNS英語術」
日テレYoutubeコンテンツ「ZIP!桝アナの折り紙動物園」
●2020年~現在
ディレクター
NHK Eテレ「すたあと」
NHK Eテレ「しまった!~動画で伝える技~」
NHK Eテレ「おばけの学校たんけんだん」
※この記事は、2021年10月20日に取材したものです。
※経歴は、2022年1月18日時点の内容です。
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